フレームワークが要求を取り消すときに呼び出す関数である。
取り消す方法がないときは、取り消す処理を行わなくてもよい。
ただし [[promise]] が履行状態でも拒否状態でもないときは、 拒否状態にしなければならない。
この関数を呼出している間の this
は未定義である。
要求されたデータを受け取るための Promise
インスタンスである。
要求したデータが取得できたとき T
型の値で履行状態になり、デー
タの取得に失敗したとき拒否状態になる。
[[canceller]] プロパティの関数が呼び出されたとき、その時点で履 行状態でも拒否状態でもないとき、拒否状態になる。
非同期データ要求で返されるオブジェクトの型
[[promise]] プロパティは通常の
Promise
と同じように利用できる。[[canceller]] プロパティの関数を呼び出すことにより、要求を取り消す ことができる。
Remarks
[[promise]] の状態が変化するタイミングと
then
関数などに与えたコール バックが呼び出されるタイミングにはタイムラグがあるので、利用者は [[canceller]] を呼出した後に、履行のコールバック (onFulfilled
) が呼び 出されたり、拒否コールバック (onRejected
) が呼び出されない可能性を 考慮しなければならない。